神へのダンガン
♯3 ロイ・マジック
わたしの目の前の男がベルを手に取る
誰かと話はじめる
…反逆者の2人は消した。
この女はどうする?
…
(わたしは…殺されるの?! )
…
へぇ…そう…
なによ?!
男のベルが鎌になる…
じゃあね
ザクッ…
…
わたしの体が切り裂かれる…それを見てる
( どういうこと…。 )
チッ…入れ替えたな
まだ生きてたのか…反逆者…
マジックという男が生きている…
どういうことだ?
なぜ生きてる?
…お前に説明する必要はあるのか?
…
へぇ…そりゃないな…
わたしの前には黒いラフィアの小柄の男と、反逆者のマジックという男が立っている…
虚偽の報告は許されないんだろ?
…反逆者には関係ないことだ
今から消せばいい
ヒカリ…
マジックという男が隣にきて小声で話す
ここから飛ぶからな、俺につかまれ
飛ぶ?!
早くしろ
逃がすわけないだろ?!
小柄の男が近づいてくる…
バザッ…
…
…
どこかに飛んだか…あの男はまぁまぁやれるな
面倒な奴等だ…早く消さないとこっちも賭けの対象にされる。
追うかな…
…
(ここはどこ…)
どこでしょう?
マジックという男が話しかけてくる
とりあえず逃げきれたな
あいつはちょっと厄介だ
…
反逆者と呼ばれる俺たちにも強い奴も弱い奴もいる。黒いラフィアもそうだ、あいつらは俺たちを狩る。神は狩れるか賭ける…何手で勝つかまで賭けてるかもな。
勝手に戦いをさせられてゲインでゲームしてやがるんだよ…あいつらにとっては軽い命だ…
…あの
なんだ?
ハートっていう女の人は?
あぁ…あいつが追ってきたら逃げるだろう…
生きてるよ。
どうやったの?
…まあいい
俺のファイだ
小柄の男が現れた時、先に俺とハートをファイで作っておいた。
やつは偽物を殺った
俺たちは隠れておいて
ここへベルで移動した。
それだけだ…
じゃあどうして?
もう1人の女の人も移動させなかったの!?
どうして戦わなかったの?!
子猫ちゃん…質問は一つ一つにしてくれ
…
そんな目で見るな
遅かれ早かれこうなる運命だった…いや運命はないんだった…
俺が誰かをつれて移動できるのは1人だけだ
お前を残すよりハートを残す方が全員助かる確率が高かった。
俺とハートだけ逃げてもよかったがな…
戦わなかった理由は
…やればみんな殺されてたから…それだけだ。
黒いラフィアを持つやつにも強い奴、そうでない奴がいるが…あいつは強い。今まで反逆者を狙ってきた誰よりも強い
…じゃあ、ハートっていう人は?!
しつこいな…たぶん大丈夫だ。あの男は俺たちを追ってくる。
消したことを報告してる時点であいつに報酬が入ったはずだ
だが実際俺たちは生きていた。あいつも神のゲームの対象になった…俺たちを必ず追ってくる。
そうしないとあいつが消されるからな…それでも動じなかったのはそれだけ腕に自信があるんだろう。
…少しわかった。
また同じことがおきるな…
前の戦争もこうやって黒いラフィアが増えて行って黒いラフィアは神に賭けられゲインを得て、戦い自滅した。同時に国は軍事力を失い戦争も終わった。半分になった地球を維持する為に国を3つに割った。
あの…
なんだ?
わたしにも移動できたり、このベルが鎌になったりするの?
お前のは特別だ…
あの爺さんのだからな
ファイはいくつでも入るわけじゃない。俺たちのベルの記憶媒体は国が管理するサーバーじゃないのはわかるな?
普通の奴はこのサーバーにファイを置くことも共有することもできるが俺たちのベルは少し違う
…
なんとかいえよ!
はい…。
俺たちのベルに入るファイは違法に作る事ができるものも入るが、容量だけは永遠じゃない。
国のサーバーと繋がってないからな
同じファイを持ってる奴がいても、他にどんなファイを入れてるかはわからない。鎌なんてのは黒いラフィアの連中は共有して使ってる…軽くて使い勝手もいい。
だから俺もな、子猫ちゃんの持ってるファイを知らないんだよ。
それを教えあう必要もない。そういうことだよ。
そうか…。。。
じゃあ神のところに行くにはまた黒いラフィアと戦わないといけないの?
そうだ。
わたしのベルに入ってるファイ…。。。
自己紹介しとくよ、俺はロイ・マジック
ロイ…
呼び捨てかよ…まぁいい
ヒカリ、俺はお前の爺さんには借りがある。
俺は反逆者で神の元へ行く、戦争が始まる前にな…
そしてお前はもう狙われてる…
神のところに行きたいことは一致だ
どのみち狙われる
反逆者になればお前の安全は1人よりはましだろう
…反逆者。。。
どうする?
俺にとっては足手まといだがな…
なによその言い方!
そうだろ?お前は戦えないだろ?
…戦える。
どうかな。
まぁいいここにいればまた追われる…一度仲間の所に行く
仲間?
ああ、反逆者にだって仲間がいる。同じ志しを持った奴らがな
ハートもそっちに行くはずだ…
わかった。
あと移動するファイ、お前もいれておけ
俺のコピーをやる。
一緒にいつも連れてくのも邪魔だからな
なによ…
ベルを向けあってファイを移す
じゃあ飛ぶぞ
ファイを開いて俺と同じポイントを選べ
うん
…
ロイ・マジックが飛んですぐにわたしも飛んだ
…
ロイ…
静かにしろ
誰もいない…
そこには大量の血が飛び散っていた
…なんだよこれは。。。
チップがある…
わたしたちは再生した
ベルが映し出したのは黒いラフィアの数人と反逆者が戦う様子…
ロイ…ここはもうだめだ逃げろ。仲間の1人がここを売った…
激しい衝撃とともに映像は終わっていた。
…反逆者はみんな死んだの?
たぶんな。
生きていればあいつらに情報を持って行かれる。
そうなるくらいなら生きる方を捨てるだろう。
お互いのベルとチップの中身は秘密だからな、どちらも知られたくない…だから捕まる前に死ぬ。
じゃあ爆発は…
恐らくは…自分で
…
ここに何人いたかわからないが…仲間を失ったのは確かだ。
マジックさん…
?!
黒いラフィア…どれも異質なラフィア
1.2.3.4…
四人
くっ…ヒカリ飛べるか、どこでもいい!ここから離れるぞ!!
ベルから鎌を出す四人…
おせぇな…
ザクっ
うっ…
マジックの背中が切られる…
囲まれたか…やばいな…。
四人が話をしている…
三人が姿を消した
なぜ?!
…マジックさん、今回の報酬は私がもらうことになりました。
死んでもらいますよ。
1人か…なめられたものだな…。
あっ、背中…そろそろ効いて来るかな
毒だよ。
細身で長身のメガネ…色白で薄気味悪い男…
…ヒカリ飛べ!
俺もすぐに飛ぶ…
ザン…ザン…
鎌が舞う…
どうして?!
一緒に飛べばいいでしょ!
いいから早く
?!
このファイは何度も飛べない?
…
ロイ・マジックがわたしの手を取りベルを動かす…
じゃあな…爺さんにあったら借りは返したと言ってくれよ。
後ろ!!
ロイ!!!
わたしが飛ぶと同時にロイ・マジックの首に鎌があたっていた…
誰かと話はじめる
…反逆者の2人は消した。
この女はどうする?
…
(わたしは…殺されるの?! )
…
へぇ…そう…
なによ?!
男のベルが鎌になる…
じゃあね
ザクッ…
…
わたしの体が切り裂かれる…それを見てる
( どういうこと…。 )
チッ…入れ替えたな
まだ生きてたのか…反逆者…
マジックという男が生きている…
どういうことだ?
なぜ生きてる?
…お前に説明する必要はあるのか?
…
へぇ…そりゃないな…
わたしの前には黒いラフィアの小柄の男と、反逆者のマジックという男が立っている…
虚偽の報告は許されないんだろ?
…反逆者には関係ないことだ
今から消せばいい
ヒカリ…
マジックという男が隣にきて小声で話す
ここから飛ぶからな、俺につかまれ
飛ぶ?!
早くしろ
逃がすわけないだろ?!
小柄の男が近づいてくる…
バザッ…
…
…
どこかに飛んだか…あの男はまぁまぁやれるな
面倒な奴等だ…早く消さないとこっちも賭けの対象にされる。
追うかな…
…
(ここはどこ…)
どこでしょう?
マジックという男が話しかけてくる
とりあえず逃げきれたな
あいつはちょっと厄介だ
…
反逆者と呼ばれる俺たちにも強い奴も弱い奴もいる。黒いラフィアもそうだ、あいつらは俺たちを狩る。神は狩れるか賭ける…何手で勝つかまで賭けてるかもな。
勝手に戦いをさせられてゲインでゲームしてやがるんだよ…あいつらにとっては軽い命だ…
…あの
なんだ?
ハートっていう女の人は?
あぁ…あいつが追ってきたら逃げるだろう…
生きてるよ。
どうやったの?
…まあいい
俺のファイだ
小柄の男が現れた時、先に俺とハートをファイで作っておいた。
やつは偽物を殺った
俺たちは隠れておいて
ここへベルで移動した。
それだけだ…
じゃあどうして?
もう1人の女の人も移動させなかったの!?
どうして戦わなかったの?!
子猫ちゃん…質問は一つ一つにしてくれ
…
そんな目で見るな
遅かれ早かれこうなる運命だった…いや運命はないんだった…
俺が誰かをつれて移動できるのは1人だけだ
お前を残すよりハートを残す方が全員助かる確率が高かった。
俺とハートだけ逃げてもよかったがな…
戦わなかった理由は
…やればみんな殺されてたから…それだけだ。
黒いラフィアを持つやつにも強い奴、そうでない奴がいるが…あいつは強い。今まで反逆者を狙ってきた誰よりも強い
…じゃあ、ハートっていう人は?!
しつこいな…たぶん大丈夫だ。あの男は俺たちを追ってくる。
消したことを報告してる時点であいつに報酬が入ったはずだ
だが実際俺たちは生きていた。あいつも神のゲームの対象になった…俺たちを必ず追ってくる。
そうしないとあいつが消されるからな…それでも動じなかったのはそれだけ腕に自信があるんだろう。
…少しわかった。
また同じことがおきるな…
前の戦争もこうやって黒いラフィアが増えて行って黒いラフィアは神に賭けられゲインを得て、戦い自滅した。同時に国は軍事力を失い戦争も終わった。半分になった地球を維持する為に国を3つに割った。
あの…
なんだ?
わたしにも移動できたり、このベルが鎌になったりするの?
お前のは特別だ…
あの爺さんのだからな
ファイはいくつでも入るわけじゃない。俺たちのベルの記憶媒体は国が管理するサーバーじゃないのはわかるな?
普通の奴はこのサーバーにファイを置くことも共有することもできるが俺たちのベルは少し違う
…
なんとかいえよ!
はい…。
俺たちのベルに入るファイは違法に作る事ができるものも入るが、容量だけは永遠じゃない。
国のサーバーと繋がってないからな
同じファイを持ってる奴がいても、他にどんなファイを入れてるかはわからない。鎌なんてのは黒いラフィアの連中は共有して使ってる…軽くて使い勝手もいい。
だから俺もな、子猫ちゃんの持ってるファイを知らないんだよ。
それを教えあう必要もない。そういうことだよ。
そうか…。。。
じゃあ神のところに行くにはまた黒いラフィアと戦わないといけないの?
そうだ。
わたしのベルに入ってるファイ…。。。
自己紹介しとくよ、俺はロイ・マジック
ロイ…
呼び捨てかよ…まぁいい
ヒカリ、俺はお前の爺さんには借りがある。
俺は反逆者で神の元へ行く、戦争が始まる前にな…
そしてお前はもう狙われてる…
神のところに行きたいことは一致だ
どのみち狙われる
反逆者になればお前の安全は1人よりはましだろう
…反逆者。。。
どうする?
俺にとっては足手まといだがな…
なによその言い方!
そうだろ?お前は戦えないだろ?
…戦える。
どうかな。
まぁいいここにいればまた追われる…一度仲間の所に行く
仲間?
ああ、反逆者にだって仲間がいる。同じ志しを持った奴らがな
ハートもそっちに行くはずだ…
わかった。
あと移動するファイ、お前もいれておけ
俺のコピーをやる。
一緒にいつも連れてくのも邪魔だからな
なによ…
ベルを向けあってファイを移す
じゃあ飛ぶぞ
ファイを開いて俺と同じポイントを選べ
うん
…
ロイ・マジックが飛んですぐにわたしも飛んだ
…
ロイ…
静かにしろ
誰もいない…
そこには大量の血が飛び散っていた
…なんだよこれは。。。
チップがある…
わたしたちは再生した
ベルが映し出したのは黒いラフィアの数人と反逆者が戦う様子…
ロイ…ここはもうだめだ逃げろ。仲間の1人がここを売った…
激しい衝撃とともに映像は終わっていた。
…反逆者はみんな死んだの?
たぶんな。
生きていればあいつらに情報を持って行かれる。
そうなるくらいなら生きる方を捨てるだろう。
お互いのベルとチップの中身は秘密だからな、どちらも知られたくない…だから捕まる前に死ぬ。
じゃあ爆発は…
恐らくは…自分で
…
ここに何人いたかわからないが…仲間を失ったのは確かだ。
マジックさん…
?!
黒いラフィア…どれも異質なラフィア
1.2.3.4…
四人
くっ…ヒカリ飛べるか、どこでもいい!ここから離れるぞ!!
ベルから鎌を出す四人…
おせぇな…
ザクっ
うっ…
マジックの背中が切られる…
囲まれたか…やばいな…。
四人が話をしている…
三人が姿を消した
なぜ?!
…マジックさん、今回の報酬は私がもらうことになりました。
死んでもらいますよ。
1人か…なめられたものだな…。
あっ、背中…そろそろ効いて来るかな
毒だよ。
細身で長身のメガネ…色白で薄気味悪い男…
…ヒカリ飛べ!
俺もすぐに飛ぶ…
ザン…ザン…
鎌が舞う…
どうして?!
一緒に飛べばいいでしょ!
いいから早く
?!
このファイは何度も飛べない?
…
ロイ・マジックがわたしの手を取りベルを動かす…
じゃあな…爺さんにあったら借りは返したと言ってくれよ。
後ろ!!
ロイ!!!
わたしが飛ぶと同時にロイ・マジックの首に鎌があたっていた…