不器用な彼の愛情表現
わからない?
どーして?




「前から行きたがってたんでしょ?何で?」




寝ていた体を起して 暗闇に慣れた目で昴を見る
ぼやっとだけど 昴の悲しい目



「いつ帰って来れるか わからない。」




それは知ってる



私に遠慮してる?
だから 迷ってるの?



「私の為に 諦めないで。アメリカの研究チームに呼ばれる事なんて 滅多にないよ。昴の才能を認めてくれたんだよ。行かなきゃダメ!」




「・・久美。」




「私は応援してるから。」





そっと唇にキスをした
”頑張ってね”









< 101 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop