不器用な彼の愛情表現
”がちゃ!”




誰か入って来た
振り向くと胸が苦しくなった




1年前と変わらず美人な人
名前は知らない



「あら~。久しぶり。」



私に挨拶するけど 声が出て来ない
頭を下げるしか出来ない



昴は彼女に手を出した




「何よ~。ケチ!くれたって良いじゃない!」




彼女は悔しそうに 手の上に鍵を乗せた
合鍵?




「人を使うだけ使っといて 酷い男。」




もしかして 私邪魔?




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