不器用な彼の愛情表現
昴の前に行くと 紙を出された
この間渡した物だ




そう言えば 今日が締め切りだった



紙を確認してると 視線を感じる
気のせいであって欲しい




そっと 視線を上げると目が合った




どきん




「お預かりします。」




視線が合うと動けなくなる
昴もなかなか動かない



事務の電話が鳴って我に帰り
昴は歩いて行った




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