不器用な彼の愛情表現
返事も返って来ない ドアをノックする
そのまま いつものイスに座る




やっぱり綺麗な髪の毛
金色に光ってる



柔らかそう




30分ぐらい見とれていたら 
ノックが聞こえた



コンコン




ドアが開いた瞬間 黒い眼鏡が見えた




「久美さん。 やっぱりここに居たんですね。」



「匡さん?帰って来てたんですか?」



匡さんは 理事長の息子
今は海外で勉強してるはず



「はい。今日。また 少ししたら 行かないといけないんですけどね。」



優しい笑みを見せる
大人の雰囲気なのに 笑うと少し幼く見える



私より 6歳ほど上だったと思う



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