不器用な彼の愛情表現
家に帰るため 校庭を歩く



細身で背が高く ロングの髪を緩く巻いた
女の人が前から来る



一度見ただけでも 忘れられない
モデルさんみたいに 綺麗な人




彼女も私に気付いて ニヤリと笑う
不気味なほど




「少し話せるかしら?」




言われる事は だいたいわかってる




「はい。」



大学の隣のカフェに入った




目の前に座る彼女は やっぱり美人だった



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