俺がいなくなった訳。

普通に短めの髪なんだけど

てっぺんはチョンマゲを寝かしてる
後ろ頭もちっちゃいポニーテール??
いやいや後頭部にチョンマゲ?みたいな
残りの毛をピンで止めまくってる。


今まで生きてきたけど二、三才の女の子がするような髪型。。

わりと回りもチラチラ見てるけど
あれは?おかしいでしょ?

俺は笑うと言うよりある意味変な心配と不思議さに気になった。
好きとか好みとかそんなんじゃなく、


人間観察してみたい
No.1の人間に出会っちゃった気がした。


『みんな揃ったな。貴重品は持って体育館に並んでいくから
席の順に廊下にならんでください。
クラスを出るまえにこちらにあるリボンを一つだけとって名札の下につけるように!!じゃ前から移動!!』


俺はががーっと椅子をずらし立った。
真後ろの奴を見た!

100キロはあるような巨体しかも背が180センチ以上はありそうな
笑顔の優しい大きなやつにちょっとビビりながら
席をでた。。

リボンをつけながら廊下に後ろにはあの巨体が小さなリボンを着けながら
俺の後ろに着いてくる。

…こいつ絶対いいやつ!

勝手に思い込んだ。。


あのチンチクリン頭の女の子は
上のチョンマゲが起き上がらないか?心配なのか頭をペッコンペッコン押さえながらリボンより髪!!
って感じなんだけど


どうみてもおかしいよ!あの髪型。。
しかも入学式!
新たな門出だぜ!であの髪型ありか??


なんだか俺は突っ込みたい気持ちを押さえるのが大変だった。


突っ込みタイプなんであーいーぅキャラは気になって気になって。

後少し可哀想な気がした。。。。


ぞろぞろ廊下に並んで
体育館まえに新たな一年生ばかりが並んだ。
順のクラスの担任は綺麗な女の先生だ!
順の姿をチラッと探そうと後ろを見たら

チョンマゲ女と目があった。
ペコリとおじきしてる。。。

え?俺に??

俺は急いでまえを向いた。


吹奏楽の演奏
1組から順番に体育館に入っていく。
入学式にまたドキドキしながら
俺も体育館に入っていった。。。


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