涙がでるほど暖かい日

ガチャッ
｢ただいま｣
｢あれ?早い?もしかしてあんた!｣
｢母さん…僕…｣
………
………

僕は今までの成り行きをすべて話した。母は父に連絡を入れ,父も帰ってきた｡
母は泣き崩れ,父は無言のままたっている｡
僕はただ座っているしかなかった…
｢あの…さ…もう逃げられないのらとことんやるべきだと思う｡今日作戦会議することにしたんだ｡だからもう少ししたら行かなくちゃ…｣
………
……
会話のないまま僕は家を出た｡行く前にポストを確認｡
｢これか｣
それはパンフレットというより小さい本｡攻略本みたいだ。
僕は１ページずつ見ていった｡
[これを見ているということはあなたは選ばれましたね｡簡単にこのゲームの説明をします｡
[この第１ゲームのルールは簡単。自分たちの陣地にある宝石を守る。この宝石というのは自分たちのものではない｡どこかのチームのものである｡そしてそれをとられないように守り,尚且つ自分たちの宝石を相手陣地に探しに行き取り返すというもの｡]
[最初に２つの宝石を手にしたチームが勝ちとなり本部に持ってゆく｡その間に奪うのも有りである｡]
ここまで読んで市立図書館に着いた。