禁断愛《超短編》
衝動
「ステファニー…。」
いつもの声とは違う、微かに震えた声。
まるで何かに怯えているような…
「ダディー。」
どうか…どうか。
そんな目でわたしを見ないで。
「ダディー…。」
もっと近くに寄って。
わたしはあなたを、許すまじき呪縛から解き放ってあげただけなのに。
「ステファニー…。
これは…どういうことだい…?」
見ての通りよパパ。