君が彼氏に変わるなら


  はあ、手のかかる親友だなぁ


  あたしは、教室に戻って

 実夏たちガ帰ってくるのを待った。



 「さっきのかっこよかったぞー

   
   男の俺よりも…  



    なんてなっ」

 
  そう言ってきたのは


  幼稚園からの幼なじみの亮だ。




   突然の亮の言葉に

   すかさず答えた。


  「はあ?一応あたしだって、恋する乙女なんだけどぉ」


  
  「恋する乙女って…クッ」

  
  
  「何笑ってんのよ!」


  
  「だって、おまえそーゆうキャラじゃないだろっ」


 「何言ってんのー?

 そーゆうキャラだったんですー

 もうばりっばり、恋する乙女だから」


  亮の前で、ふざけて

 一周回ってポーズをきめると


 亮が顔を赤くして爆笑している。




  
 
 
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