永遠に愛す
『3.2……』


「爽香」


撮る寸前、名前を呼ばれて藤宮君の方を向いた。


Chu☆


ーーパシャ


今……藤宮君の唇と私の唇が……重なった…?


「一回撮ってみたかったんだよねー、ちゅープリ♪」


やっぱりキスだったんだ。


私の人生、キスせずに終わっちゃうかと思ってた。


だから今、すごく幸せだよ…


「ふぇっ…」


「うわー!ごめん!!初ちゅうだった??俺なんかで嫌だったんだよね!?
ごめーん(泣」


「ち、ちがっ」


違うよ。


幸せすぎて、涙が止まらないんだよ。


藤宮君とキスするの、嫌な訳ないよ…


ずっと、大好きだったんだから…
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