ド天然!?魔女っ子の秘密
ようやく明るさが収まったころ、そっと目を開けてみた。


さっきまでと寸分変わらない世界が広がっている。



ワイバーン達はどうなったかな?


あの魔法で、身体が解放されているといいんだけど…


「おーい!由良ー!」

誰かがあたしを呼んでいる声がした。

声からして第1小隊の者だと思われる。


それ以外の人達はとっくの前に避難しているだろうし、
まず、第1小隊が完璧なシールドを張っているから誰も入って来れないからね。

入ってこれるのはよっぽど強い魔力を持つ者だけ。


予想通り、声の持ち主は第1小隊だった。

遠くからあたしに向かって手を振っているのが見える。


遠くてよく分からないけど、4人のシルエットが見えるから、皆無事なんだろう。


良かった、皆が無事で…
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