ド天然!?魔女っ子の秘密
「それで、ワイバーン達の様子は?」


隊員が答えた。

「あぁ、それが...」

「光が出た後、急に攻撃をやめて嬉しそうに巣穴へ飛んで行ったわ」

「おい!俺のセリフを取るなよ!」

「さっさと言わない貴方が悪いのよ」

「何だと⁉︎」

2人の隊員の言い争いはエスカレートする一方。


「ちょっと、2人とも喧嘩はやめて」

あたしが言うけど、2人には聞こえていないみたい。

更に言い争いはヒートアップする。


あーもう、いい加減にやめてくれないと雷でも落とすよ?


そんなこと思っていると、ワイバーンがテレパシーで言葉を送ってきた。

『これで静かになるだろう』

ワイバーンは未だに言い争いを続ける2人に向かって口から火を吹いた。


「「………」」

突然のできごとに2人は静まる。


ようやく静かになったね。


『ワイバーンありがとうね』


あたしはテレパシーで送った。
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