ド天然!?魔女っ子の秘密
「ワイバーン…安らかに眠って…」


あたしは最後にそう告げた。

しかし不思議ともう涙は出てこなかった。



ワイバーン…

貴方を救えなくてごめんなさい。

あたしの力不足は否めない。弱くてごめんなさい。


だけど、貴方のことは忘れない。絶対に忘れない。


そして貴方達を苦しめた奴らを1人残さず必ず探し出してみせるから。


必ず仇を撃つから。



あたしはワイバーンに誓った。







ねぇ…


もしあたしがこの時、貴方の異変に気づいていたなら、

もっと早く、事態が深刻化する前に、貴方を救ってあげられていたの?
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