ド天然!?魔女っ子の秘密
*翔太sade*


「あいつ、遅いな…」


あいつが出て行ってから3時間は経とうとしている。


出て行った理由は何も言わなかったが…何してんだ?

あいつはストーカーが追いかけたって納得するような容姿をしているから、余計に心配だ。とりあえず、無事だといいんだが。



「翔太が女子の心配するなんて…有り得ねぇ…」

「本当に…」


二人はニヤニヤしている。


「…うるさい…」


とは言ったものの、雅人の言うことは当たってる。


俺が、しかも女子の心配をする日がくるなんてな。本当に有り得ねぇ。


どうしたんだ、俺?



「まあ、確かに心配ではあるけれど。

3時間で帰るって言ってたし、もうすぐ帰ってくるんじゃない?」


美玲は心配そうにリビングにある時計を見つめていた。



「翔太?どこ行くんだよ?」

「…玄関」


「余程心配なんだ?」


美玲がニヤっと笑った。


「だから、うるさい」


俺は恥ずかしすぎて、もう二人の顔を見れなかった。
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