ド天然!?魔女っ子の秘密
ていうか、翔太さん。

『心配かけるな!』って…


「あたしが魔法使うところ見てたの?」


あたし、部屋の中で魔法を使ったのに…


ま、まさか翔太…あたしの部屋を覗いた…とか!?



「ばーか。誰も覗かねぇよ」


真顔で言われた。


変なこと考えていたあたしが恥ずかしい。

ていうか、バカって言わなくてもよくない!?



「風の音がすごくて何事かと思って俺の部屋のドアを開けたら、

向かいのお前の部屋のドアが開いてて、部屋を見るけど誰もいねぇ。

リビングもキッチンも探したけど、どこにもお前はいねぇ。


どこに行ったかと心配するだろ!?」


「…しゅみましぇん…」


なぜか謝ってしまう。

やっぱこの人威圧感半端ない!

怖い!恐怖!



怖かったり優しかったり、本当に翔太って意味が分からない。


「あ?何か言ったか?」

「い、いえなんでもございません!」


もう、本当に翔太さんは…

こーわーいー!
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