ド天然!?魔女っ子の秘密
パタパタと音がするので、そちらを見てみると、あの二人が来た。


「おはよーって…あらあら、朝からイチャついちゃって…」

「おはよ…って…翔太が朝から女の子とイチャつくなんて日が来るとは…」


二人は手を繋いでいる。

朝から仲いいね…


っていうか…

「あたしはイチャついてないし、イチャつきたくもないよ!?…っていうか、貴方達の方がよっぽどイチャついてるかと…」


すると2人は途端に不思議そうな顔をした。


「え?どこがイチャついてるの?」

「手繋ぐくらい普通だけど?」


「………」

有り得ない世界が、あたしの目の前に広がっている…

もう、このバカップルが…!


それとも、あたしの感覚がおかしいんですかね⁉︎


パッと横にいる翔太を見ると、普通な顔をして黙っていた。


な⁉︎

これを見て驚かないの⁉︎


あたしの視線に気づいたのか、あたしを見下ろして一言。


「こいつらは、これが普通だ」


いたって普通の声で。

いつも通り、涼しそうな顔で。



な⁉︎

ま、まじですか…


あたしは開いた口が塞がらない。
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