ド天然!?魔女っ子の秘密
「どんな未来だったのか、聞いてもいいですか?」

「そうですね……貴方が見た、柏木さんの未来と同じだと思います」

「…それは、翔太の誕生日パーティーの出来事ですか?」

「えぇ」


じゃあ先生は、あたしが刺されるところを見たんだ…


先生は話しだした。

「私も貴方も、あの未来を見ました。ですがあのような残酷な未来は来ません」

「え?」

「未来は変えることができます。必ず変わります。貴方なら、できるはず」


先生は優しい笑顔でそう言った。



…あ…

…そうだよ。

あたし、何をしてたんだろう…

未来なんて、変えられるのに…

それなのにあたし、あの未来から逃げようとしてた。

あの未来が起こるものだと思って嘆いていた。


そうだよ、変えなくちゃ。


あの未来を変える。


あたしが変えてみせる。
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