ド天然!?魔女っ子の秘密

指示された通り、美容院の奥の部屋に入る。

「では、今からメイクなどをさせてもらいますね」

店員さんに優しく微笑まれた。


ふぇ…？

メイク？

なんで？なんで？？

メイクしてもらったところで、あたしはこれから何をするっていうんですか！？

楓花さん！美玲！貴方方は一体何を企んでいるのですかー！！


「はーい、では動かないでくださいねー。目を閉じていてくださいねー」

あたしは言われるがまま、目を閉じる。

心の中ではこれから一体何が起こるだろうかと不安が渦巻いている。

「お客様！！すっっごく綺麗な肌ですね！！何かされているんですか！？」

「へ…？いや何も…」

「すごく綺麗ですよ！！これだけ綺麗な肌なのでベースメイクは必要ないですね！」

褒められながらもどんどんメイクされていくあたしの顔。


「綺麗な黒髪ですねー！ツヤツヤしてますね！！」

髪を持ち上げられながら、褒められた。

「ありがとうございます…？」

受け答えしているうちに、もう髪の毛が巻かれたりワックスをつけられたりしてどんどん自分の髪の毛が変わっていく。


「では制服を着替えていただきます」

「へっ！？」

何で？何で！？

「こちらに着替えてください」

店員さんが指す服は…

「…こっこれですか！？」

「はい」

ニッコリ微笑まれた。


こんな服…

初めて着るんですが…