ド天然!?魔女っ子の秘密
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目の前に広がる黒の世界。


ここは…前にも来たことがあったね。


今までの経験からして、きっともうすぐ、あの人の声が聞こえるはず…



「...ガーネットの姫君...」


予想的中。


果てしなく続く暗闇に声が響く。


ただそれっきり声は聞こえない。


闇が深まるのを感じた。

暗闇がさらに黒くなるようだ。


それと同時に、とんでもなく強い魔力を感じた。

今まで感じたことのないような強い力。


それも、闇系統の。



…これは……


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そこで、目が覚めた。

窓の外は晴れ渡っていて、青空が眩しい。


あたしは伸びをした。


あの暗闇の中で感じたあの強い魔力。

その持ち主はきっと…あの人だ。

きっと、じゃない。確実に、だ。
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