ド天然!?魔女っ子の秘密
「…穏便に済ませようと思っていたのだが…話し合いでは解決できないようだ」
「…そのようですね」
放出される魔力が増えていくのが分かった。
あれだけ凄い量の魔力を放出させていたのに、あれですら抑えていたというの!?ありえない…
底知れぬ魔力に圧倒されかけて、気を取り直す。
あたしはするべきことを、するだけだ。
そう思って深呼吸していると、
「"フィールド"」
サファイアは自分とあたしを異空間へと取り込んだ。
その刹那、
「由良––––!」
あたしの名を呼ぶ声が聞こえた気がした。
周りには何もない。ただ白っぽい世界に、現実の世界と同じように土でできた地面があるだけ。
そしてあたしの目の前には、サファイア。
「なぜ異空間にあたしだけを取り込んだのですか」
一瞬の出来事に、抵抗も何もできなかった。まぁ、魔力が足りなくて抵抗しようにもできなかったのかもしれないけれど。
「お前を倒せば、"ガーネット"は事実上崩壊する。無駄な殺しはしない主義だ」
なるほどね。でもまあ、これで美玲と雅人は争いに巻き込まれることはない。それだけが救いか…
「これが最後のチャンスだ……魔物退治屋の統率権を渡せ」
「断固拒否します」
即答すると、サファイアは笑った。大きな声で笑った。
「本当の馬鹿とはこの事を言う。譲る気がばいのならば…力尽くで奪い取るまで」
目の色が変わった。ヤバい、と本能的に悟った。
「"シールド"!」
急いでシールドを展開する。
その瞬間サファイアは杖を振り上げた。
「"ダーク・レイ"」
「…そのようですね」
放出される魔力が増えていくのが分かった。
あれだけ凄い量の魔力を放出させていたのに、あれですら抑えていたというの!?ありえない…
底知れぬ魔力に圧倒されかけて、気を取り直す。
あたしはするべきことを、するだけだ。
そう思って深呼吸していると、
「"フィールド"」
サファイアは自分とあたしを異空間へと取り込んだ。
その刹那、
「由良––––!」
あたしの名を呼ぶ声が聞こえた気がした。
周りには何もない。ただ白っぽい世界に、現実の世界と同じように土でできた地面があるだけ。
そしてあたしの目の前には、サファイア。
「なぜ異空間にあたしだけを取り込んだのですか」
一瞬の出来事に、抵抗も何もできなかった。まぁ、魔力が足りなくて抵抗しようにもできなかったのかもしれないけれど。
「お前を倒せば、"ガーネット"は事実上崩壊する。無駄な殺しはしない主義だ」
なるほどね。でもまあ、これで美玲と雅人は争いに巻き込まれることはない。それだけが救いか…
「これが最後のチャンスだ……魔物退治屋の統率権を渡せ」
「断固拒否します」
即答すると、サファイアは笑った。大きな声で笑った。
「本当の馬鹿とはこの事を言う。譲る気がばいのならば…力尽くで奪い取るまで」
目の色が変わった。ヤバい、と本能的に悟った。
「"シールド"!」
急いでシールドを展開する。
その瞬間サファイアは杖を振り上げた。
「"ダーク・レイ"」