ド天然!?魔女っ子の秘密
「なっ…!?」
どうして!?光が闇に負けるなんて、あり得ないことなのに!
「この程度の魔法で我を倒せるとでも思ったか」
浅はかな、と鼻で笑われ、あたしの希望は簡単に崩れ去った。
どうして…?どうして、効果抜群であるはずの光系統の魔法が効かないの?それ程までに、あたしとサファイアの魔力の差があるとでもいうの!?
あたしはギュッと目を瞑った。
今は勝つことだけを考えていよう。それが、今あたしがすべきこと。
そうでしょう?
目を開け、肺にたまった空気を吐き出した。
「"アース・スパイア"!」
そして杖を振り上げると同時に魔法を繰り出す。
地面からいくつもの尖っている塔を創り出す。猛スピードで創り上げていき、どんどんサファイアに近づいていく。
いつだったか、雅人に使ったときよりも鋭く、大きい。
これに当たってしまえば、致命的だ。
それなのに、サファイアはなぜかニヤリと笑った。
一体何が可笑しいの?
するとサファイアは杖を振り上げた。
「"スノーウォーリア"」
「え…?」
目の前に広がる、懐かしの雪だるま軍団。
だけど、そこから微かに感じる、この魔力の気配。
それは、間違いなく、あの人のもの。
「しょ…うた……?」
で、でも、一体どうして!?
前を向くと、微かにサファイアが笑った気がした。
どうして!?光が闇に負けるなんて、あり得ないことなのに!
「この程度の魔法で我を倒せるとでも思ったか」
浅はかな、と鼻で笑われ、あたしの希望は簡単に崩れ去った。
どうして…?どうして、効果抜群であるはずの光系統の魔法が効かないの?それ程までに、あたしとサファイアの魔力の差があるとでもいうの!?
あたしはギュッと目を瞑った。
今は勝つことだけを考えていよう。それが、今あたしがすべきこと。
そうでしょう?
目を開け、肺にたまった空気を吐き出した。
「"アース・スパイア"!」
そして杖を振り上げると同時に魔法を繰り出す。
地面からいくつもの尖っている塔を創り出す。猛スピードで創り上げていき、どんどんサファイアに近づいていく。
いつだったか、雅人に使ったときよりも鋭く、大きい。
これに当たってしまえば、致命的だ。
それなのに、サファイアはなぜかニヤリと笑った。
一体何が可笑しいの?
するとサファイアは杖を振り上げた。
「"スノーウォーリア"」
「え…?」
目の前に広がる、懐かしの雪だるま軍団。
だけど、そこから微かに感じる、この魔力の気配。
それは、間違いなく、あの人のもの。
「しょ…うた……?」
で、でも、一体どうして!?
前を向くと、微かにサファイアが笑った気がした。