ド天然!?魔女っ子の秘密
これ以上サファイアの闇が悪化したら、もう戻れなくなる。
今は霊だけど、このままだと、翔太を取り込んだまま悪魔へと変わり果てるだろう。
そうならないうちに止めなきゃ!
するとサファイアは勢いよく杖を振り上げた。
「毒で溶け去るがいい!"ポイズン・ミスト"!」
有毒な霧が発生する。サファイアが元来得意とする、水系統の魔法。
本当は炎系統を使うのが妥当。
しかし毒が混ざった水なら、ただ水を蒸発させたところで意味がない。余計に事態が悪化するだけだ。
「そう簡単にあたしは死なないって言ってるでしょう。"リムーブ"!」
あたしは毒霧を消し去しさり、
「"スター・フレア"!」
両手を広げて呪文を唱え、反撃を開始する。
やられてばかりいられないもんね!
炎があちこちで燃え出す。
その様子はまるで空に輝く星のよう。
しかしこの炎はかなりの高温で、僅かでも触れたなら、重度の火傷は免れない。
それに炎があちこちで燃えているため、少しの行動も命取りになりかねない。
そして相手の動きが止まったところで一気に炎の力を強めて止めを刺す、というのが魔物退治でよくする方法。
あたしが得意とする魔法の一つ。
今回もその方法でい……
「"サンドビート"!」
サファイアは造作もなくあっさりと身を翻して避けてしまった。
…そう簡単には倒せないらしい。
「流石は"ガーネット"の姫君と言ったところか。ガーネットの血が流れているだけのことはある。
…しかしその命、我が奪い去ってくれる!」
カッと目を見開くと、サファイアの足元に魔法陣が現れた。
今は霊だけど、このままだと、翔太を取り込んだまま悪魔へと変わり果てるだろう。
そうならないうちに止めなきゃ!
するとサファイアは勢いよく杖を振り上げた。
「毒で溶け去るがいい!"ポイズン・ミスト"!」
有毒な霧が発生する。サファイアが元来得意とする、水系統の魔法。
本当は炎系統を使うのが妥当。
しかし毒が混ざった水なら、ただ水を蒸発させたところで意味がない。余計に事態が悪化するだけだ。
「そう簡単にあたしは死なないって言ってるでしょう。"リムーブ"!」
あたしは毒霧を消し去しさり、
「"スター・フレア"!」
両手を広げて呪文を唱え、反撃を開始する。
やられてばかりいられないもんね!
炎があちこちで燃え出す。
その様子はまるで空に輝く星のよう。
しかしこの炎はかなりの高温で、僅かでも触れたなら、重度の火傷は免れない。
それに炎があちこちで燃えているため、少しの行動も命取りになりかねない。
そして相手の動きが止まったところで一気に炎の力を強めて止めを刺す、というのが魔物退治でよくする方法。
あたしが得意とする魔法の一つ。
今回もその方法でい……
「"サンドビート"!」
サファイアは造作もなくあっさりと身を翻して避けてしまった。
…そう簡単には倒せないらしい。
「流石は"ガーネット"の姫君と言ったところか。ガーネットの血が流れているだけのことはある。
…しかしその命、我が奪い去ってくれる!」
カッと目を見開くと、サファイアの足元に魔法陣が現れた。