ド天然!?魔女っ子の秘密
急に笑ったり怒ったり、本当に何考えてるのか分からない…

意味不明だ。


「あ?誰が意味不明だ?」

「…!?」

あたし何も言ってないよね!?


「言葉に出てるぞ」

「…しゅみましぇん…」


柏木君の両手があたしの両方の頬を潰した。

睨みつけようと柏木君の目を見ると、威圧感たっぷり睨まれた。


ダメだ、勝てない!悔しい!




すると、ドアの入り口から声がした。



「翔太が…女子と戯れてる…」


「ほら、そこイチャイチャしないでくださーい」

男子の声と、美玲の声がした。


柏木君はパッとあたしから離れた。


美玲様!感謝感謝~


美玲は床に荷物をドスン、と置いた。


「あたし、イチャついてないし、イチャつきたくもないよ!」

「………」


柏木君は黙り込む。


それじゃあ、まるで美玲の言葉を肯定しているみたいじゃない!
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