christmas

christmas night

｢ｷﾗｷﾗしてるね｡｣
と思わずﾎﾟﾂﾘと言った｡
綺麗でｷﾗｷﾗしてて､うっとりする｡

着いたﾚｽﾄﾗﾝは､よく行くお店で
このお店のｶｳﾝﾀｰで佑輔が
好きだと言ってくれて
…この恋愛は始まった｡

あの頃から私は
何も変わらない想いを持ってる｡
むしろ､増えているかもしれない｡

ﾆｺﾆｺ笑ってしまう｡
佑輔もなんだか微笑んでくれて
心がより温かくなる｡

｢昨日のお礼も､含まれてるから｡｣
｢昨日って…?あ､料理?｣
あれはｽｰﾊﾟｰでｻｰﾓﾝが安かったし
しめじもﾊﾟﾌﾟﾘｶも…まぁいいか｡

｢うん…｡｣
照れてる佑輔もかわいい｡
｢佑輔､ありがとう｡｣

やっぱりｸﾘｽﾏｽって悪くないかも｡
年に一度くらい､いいよね｡

私達の周りもｶｯﾌﾟﾙが多くて､
もちろん家族連れもいて…
ｸﾘｽﾏｽっていいものかもしれない｡

｢ﾒﾘｰｸﾘｽﾏｽ｡亜紀｡｣
｢ﾒﾘｰｸﾘｽﾏｽ｡佑輔｡｣