あたしたち佐倉探検隊
冒険宣言
ある日。

あたし、結希はあたしの家で晃太郎と泉と遊んでいた。
遊ぶってゆうか話す、かな?

「てかぁ~早くイギリス行っきたぁ~い!」
「泉はいいね。お嬢さんで」
「そんなことないない!」
「いや、お嬢さんでしょ、お前は。」
「いやだなぁ!」

泉が晃太郎の背中をバシバシ叩く。
晃太郎痛そう…。
そんな姿をあたしは苦笑いしながら見ていた。

そんな時だった。
結花姉が入ってきた。

「結花姉?どうしたの?」
「ここ入っていい?」
「…?いい?」
「「うん。」」

あたしは二人に確認すると結花姉にOKをだした。

「で?」
「あのさ、結衣もいい?」
「結衣姉まで?」
「ダメ?」

結花姉が「お願い!」と言わんばかりに目で訴えてくる。
あたしはしょうがなくまた二人に確認して「いいよ」と言った。

「お邪魔しまぁす…。」

結衣姉も揃い、あたしの狭い部屋は晃太郎、泉、結花姉、結衣姉、あたしが中にいる状態になった。

「狭いね。」
「お姉ちゃんたちが入ってきたんでしょ?」

あたしが不満そうな顔で結花姉を睨むと結花姉は「ハイハイ」とすました。

「で?本題は?」

あたしはこうしてるのが嫌なので話を切り出した。
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