Make your Happiness*
うぐいすが鳴く春の朝 。
私は何か違和感を抱えながら学校へ向かい 、
違和感を抱えながら授業を受けて、
違和感を抱えながらご飯を食べて、
── 気付けばその違和感すら違和感に感じていた 。
「 何でだろう、何かがおかしいんだよな 、」
大きい違和感に抱かれながら 家路を歩く
「…あんな人…いた?」
30mくらい先には見慣れない人の姿
──── え ?
──── 待ってよ 。
──── いやそんなこと 。
──── 君はもう居ないんだよ ?
──── 似た人かな 。
──── そうだ 、似た人だよ 。
──── ……
──── 嘘でしょ ?
「 ……… りゅ 、う ……?」