Treasure~もう一度、恋~
晴れの日の昼下がり。
あたしは、オフィスで携帯とにらめっこしていた。
「平澤くんの着信が…8、9、10件。」
前は、週の半分は平澤くんと陽斗と3人で過ごしていた。
でも今は、ほとんど会っていない。
瞬のこともあるし、瞬以外の男の人と会うのは、なんだか気が引けたから。
「…来月には引っ越すし、ちゃんと話さなきゃ、だよね。」
意を決して、あたしは発信ボタンを押した。
『もしもし!』
「あ、平澤くん?」
『有希さん!なんかあったんですか?何回電話しても連絡取れないし…』
平澤くんには失礼だけど
なんだか、大型犬に懐かれた気分って、こういう感じなのかな
「ごめんね、いろいろ忙しくて。
それで、ちょっと話したいことがあるんだけど、時間作ってもらえないかな?」
『それはいいですけど…なんですか?』
「電話だと、ちょっと。
会って話したいから、オフィスの近くのカフェで今日の夕方とかどう?」
『わかりました。』
あたしは、オフィスで携帯とにらめっこしていた。
「平澤くんの着信が…8、9、10件。」
前は、週の半分は平澤くんと陽斗と3人で過ごしていた。
でも今は、ほとんど会っていない。
瞬のこともあるし、瞬以外の男の人と会うのは、なんだか気が引けたから。
「…来月には引っ越すし、ちゃんと話さなきゃ、だよね。」
意を決して、あたしは発信ボタンを押した。
『もしもし!』
「あ、平澤くん?」
『有希さん!なんかあったんですか?何回電話しても連絡取れないし…』
平澤くんには失礼だけど
なんだか、大型犬に懐かれた気分って、こういう感じなのかな
「ごめんね、いろいろ忙しくて。
それで、ちょっと話したいことがあるんだけど、時間作ってもらえないかな?」
『それはいいですけど…なんですか?』
「電話だと、ちょっと。
会って話したいから、オフィスの近くのカフェで今日の夕方とかどう?」
『わかりました。』