BLUE→GREENmusic♪*º
「え…」
「あたしの家。
俗に言う音楽一家なのよ。
音楽に関して天才にならないと
いけなかったの。
あたしは天才を装っているだけよ」
あのときも、
慎哉がやってるギターを見て
親が持ってたギターを借りた。
そしたら、
ちょっとへたくそなだけで
親に言われた。
「そんなんじゃだめよ。
なんで、あたしの子なのに
そんな簡単なコードもできないの?」
そう言って、
あたしをあざ笑った。