BLUE→GREENmusic♪*º
music *8


周りはお祭りムード一色で
自分もそれに染まってて
その風景はまるで桃源郷だった。

本当に幻のようで
自分が別世界の人物に思えてくる。

「来てくれたんだ…。
 来ないかと思った」


目の前の男の子ー遼助はそう言うと
静かに笑った。

いつもと違う笑顔に
どきどきしている自分がいて
やっぱり、今の自分は
別人なのかと思ってしまう。


こんなやつに
どきどきなんかしてない。
してるわけないんだ。


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