BLUE→GREENmusic♪*º
「じゃあ、行こうか?」
そう言って遼助は
あたしの手を取ると
屋台がたくさんあるところへと
歩みを進めた。
って……え?
「なんで、手を取ってるのよ!?
ありえないんですけど!」
あたしはそういうと
取られてた手を自分の方に引っ張った。
「えぇー。いいじゃんかぁ…。
マリ、警戒心強すぎ。
…まあ、なら平気か。
行こうか」
「なんであんたなんかと
手をつながないといけないのよ…
何が平気なの?」
「こっちの話だよ、こっちの」
そう言うと遼助は
笑顔でこっちを向いて
行こうか
と口を動かせた。
なんのことなのか気になるじゃんか…
でも、問いただしても教えてくれそうにない。
あたしは
あいつに黙ってついて行くしかないんだ。