ただ、逢いたいだけ
第一章

-美羽side-









「あのっ!」













今でもあの感じははっきりと覚えている。






「ん?」








振り向いたあの笑顔。




















「私、先輩が大好きです」














先輩の頬を少し赤く染めたように見えたのは、きっと夕日のせいだった。

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