俺のモテ期はおかしい!

「 なぁ真美、敦己に言わなくていいのか?俺らが付き合ってるって… 」

「 隠してるのは辛いけど、敦己って鈍感だからねぇ 今度さ、ダブルデートしようよ、それまで あの のんびり屋には黙っとこうよ。」

「 そうだな、速川とくっついたばっかりで、どうせ俺らの事は頭に入らねぇな 」

この時の二人の会話の事実を、俺は翌週になってから知る事になる。

俺には菜々が隣がいる。

朝起きて身震いしたかと思いきや、もしかしたら好運の兆しだったのかもしれない。

なぜかモテたのも、菜々へと導く道しるべだったと思いたい。

告白やラブレターに気を取られていたら 今ここに菜々がいなかったかもしれないから。

「 菜々、手繋ご 」

「 うん!」

温かいな、菜々の手…

笑顔を見せる菜々が可愛い。

俺は誕生日に感謝した。

最高のセブンティーン日和だ!




______完________
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