ネージュ【短】
初めてのクリスマス
今日は、12月24日。
恋人たちがラブラブで過ごす、クリスマス・イブ。
わたし、福永夢叶は半年前から付き合っている彼、松山光輝くんとの待ち合わせ場所にいる。
わたしは定時にお仕事を上がることができたんだけど、光輝くんはどうだろう。
「19時には行けるはず」と、昼休みに電話が掛かってきて駅前で待ち合わせになった。
なんだけど…。
「もう、19時半か…」
朝からウキウキしすぎて、手袋を忘れるというミス。
「浮かれすぎだよね…」
もう22歳なのに…。
でも、わたしにとっては初めての初カレなわけで…。
今日は雪は降らないと言っていたのに、さっきからフワフワとわたしの腕や肩に落ちては消えていく白い雪。
おまけに、お気に入りのニットの帽子も忘れちゃって手だけじゃなく、耳も冷たくなってきた。
きっと頭の上も、雪だらけになっているに違いない。
周りを見れば、みんな恋人繋ぎで仲良さげに歩いていて。
恋人たちがラブラブで過ごす、クリスマス・イブ。
わたし、福永夢叶は半年前から付き合っている彼、松山光輝くんとの待ち合わせ場所にいる。
わたしは定時にお仕事を上がることができたんだけど、光輝くんはどうだろう。
「19時には行けるはず」と、昼休みに電話が掛かってきて駅前で待ち合わせになった。
なんだけど…。
「もう、19時半か…」
朝からウキウキしすぎて、手袋を忘れるというミス。
「浮かれすぎだよね…」
もう22歳なのに…。
でも、わたしにとっては初めての初カレなわけで…。
今日は雪は降らないと言っていたのに、さっきからフワフワとわたしの腕や肩に落ちては消えていく白い雪。
おまけに、お気に入りのニットの帽子も忘れちゃって手だけじゃなく、耳も冷たくなってきた。
きっと頭の上も、雪だらけになっているに違いない。
周りを見れば、みんな恋人繋ぎで仲良さげに歩いていて。
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