ネージュ【短】
「あの…、キスとか…、エッチとか…」
「えっ!?まさか、光輝くんまだ手出してこないの?」
「うっ…」
陣さんにストレートに聞かれ、言葉に詰まった。
「へぇ、そんなマジメな男まだこの世にいたんだねぇ」
「マジメ、ですか…?でもわたしすごく不安なんですっ。キスもしてくれないし。ホントは他に女の人がいるんじゃないかって…」
そう、光輝くんは付き合って半年も経つのにキスすらしようとしてこないんだ。
最初は大切にしてくれてるんだって嬉しかったのに、ドンドン不安になって。
友達にも「ありえない!!」と言われる始末。
だから「クリスマスは攻めるんだよ!!」と言われ黒レースの下着まで買わされてしまった。
わたしにとって初カレなのに攻めるなんて、できっこないのに。
「それは、ないんじゃない?」
「え?」
陣さんは、クスリと笑った。
「だって、夢叶ちゃんがトイレに立った後すごく心配そうな顔してたし。俺もトイレって言ったらもっと不安そうな顔になったし」
「そうなんですか…?でも…」
「きっと、光輝くんは夢叶ちゃんのことを大切にしてるんだよ。もしかして、夢叶ちゃん初カレ?」
わたしの言葉を遮って陣さんは喋った。
「えっ!?まさか、光輝くんまだ手出してこないの?」
「うっ…」
陣さんにストレートに聞かれ、言葉に詰まった。
「へぇ、そんなマジメな男まだこの世にいたんだねぇ」
「マジメ、ですか…?でもわたしすごく不安なんですっ。キスもしてくれないし。ホントは他に女の人がいるんじゃないかって…」
そう、光輝くんは付き合って半年も経つのにキスすらしようとしてこないんだ。
最初は大切にしてくれてるんだって嬉しかったのに、ドンドン不安になって。
友達にも「ありえない!!」と言われる始末。
だから「クリスマスは攻めるんだよ!!」と言われ黒レースの下着まで買わされてしまった。
わたしにとって初カレなのに攻めるなんて、できっこないのに。
「それは、ないんじゃない?」
「え?」
陣さんは、クスリと笑った。
「だって、夢叶ちゃんがトイレに立った後すごく心配そうな顔してたし。俺もトイレって言ったらもっと不安そうな顔になったし」
「そうなんですか…?でも…」
「きっと、光輝くんは夢叶ちゃんのことを大切にしてるんだよ。もしかして、夢叶ちゃん初カレ?」
わたしの言葉を遮って陣さんは喋った。