ネージュ【短】
「どう?初めてのエッチは」


光輝くんのストレートな言葉に、恥ずかしくなりシーツを被った。


「可愛いなぁ。あ、遅くなったけど。はい、これ」


「なぁに、これ」


枕の下から取り出した、小さな箱。


首を傾げながらも起き上がり開けると、ティアラの形をしたピンキーリングが。


「まだボクたち付き合って半年だけど、夢叶ちゃんにはボクのお嫁さんになってもらいたいんだ」


「お、お嫁さんっ」


まさかのプロポーズに、驚きを隠せなかった。


「いや、かな…?」


「そんなことないっ!!なりたいっ、光輝くんのお嫁さんっ!!」


大声を出し叫べば、光輝くんはクスリと笑った。


「良かった。これからもずっと一緒にいようね」


「うんっ!!」


光輝くんは、わたしの指にピンキーリングを嵌めるとギュッと抱きしめた。


「み、つきくん…?」


「ボクだって嫉妬するんだからね」


ポツリ呟いた声に、わたしはクスリと笑った。


わたしの大好きな彼氏。


やっぱりサイコーのクリスマスになりましたっ。


<end>
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