Blue sky days
「…彼女が、伝説の…か。
丁度いい。暇だし、少し試すとするか」
俺は、不敵な笑みを浮かべながらそう呟く。
これからが面白いんだからな。
そして、鍵をかけてある引出しをあけた。
中には『*****』という本がある。
「この本を手に入れるのには苦労したが、
まさか『あの方』が力を貸してくれるとは」
しかし、彼女を仕留め損ねたら、
俺の命は危うくなる。
力試しと行こうか。
標的は「夜桜 紫桜」1学年の嫌われ者。
しかし、夜桜は先輩と仲がいいらしい。
「まぁ、そのおかげでいろいろと情報が取れた。」
そう言いながら俺は、PCの電源を入れる。
そして、1つのファイルを押した
【秘蔵ファイル】
このファイルにはこの学校の色々な情報が入っている。
そのおかげで理事長も俺の言いなりだ。
そして、もちろんこのファイルには夜桜のデータもある。
彼女は何かと正義感が強いらしい。
先輩には苦労を掛けないように気をかけてくれる。
つまりは、優しいところがあるみたいだな。
だが、気も強いらしく、
怖いものがないかのように振る舞う。
…こんな小さなデータでも十分だ。
アイツはいつも屋上にいる。
1人のところを襲うか?
それではつまらないが…まぁいいだろう。
一番弱い…この魔物を仕向けよう。
夜桜…貴様の優しさが命取りになるんだ。
「フッ…ククク…アハハハハハハハハハハ」
不気味な高笑いが
第一理科室に響いた