Blue sky days

 というか、魔法使いが混ざってること承知でこの学校に入ったくせに、
なぜ化け物扱いをするのか。というのが一番の疑問だった。

 まぁ、その程度の頭のかわいそうな人なんだろうけども。

(そういう人たちはほおっておくことにしよう)


そのせいで俺がいじめられる羽目になるのはおかしい。
そのことは俺にもわかっている。

学級委員長が「先生に相談しな」とか言ってたけど、
見て見ぬ振りするようなクズには用はない

おっと。口が滑った。


 アイツらのおかげで俺は傷だらけ。
俺の私物だってほとんど傷が付いていないものはない。


 こんな生活なのに俺が学校に来る理由…
まぁ、ただ単に部活に来てるだけなんだけどもな。

部活は一回も休んでいない。だからこそくるんだ。
 クラスの奴らとはつるまないけど、部活の先輩とはつるんでいる。


俺が魔法使いなの承知でいてくれる。
無意識のうちに魔力が暴走してポルターガイスト現象が起こっても、

「またか~(笑)」

って言って笑ってくれる。

クラスの奴らみたく怖がって「化け物」って言ってこない。


この人たちが…俺の生きている支え。
そういう存在だった。





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