Blue sky days
俺らは2階から下へ飛び降りた。
こっちの方が戦いやすい。
『ガキが調子乗ってんじゃねぇ!!やれ!!』
「ただのガキじゃねぇよ。 To the elect だ」
神に選ばれし者。勝手に選んだんだ。望んだわけではない。
相手は5、こっちは4。無駄に魔力も消耗したくない。
『ストーン・クラッシャー!!』
『ドラゴン・ブレイズ!!!』
複数人で2種類の魔法を発動。
それでも…
「レッド・ライジング!!!」
「ドラゴン・スクリュー」
加茂さんと丹野さんのメイン魔法の強さは異常。
勝てる気しないな…。
『カハッ!!』
『ゴハッ!!』
壁に強く打ちつけられた下っ端どもは、そのまま気絶している。
ちゃんと人質の心配して出す魔法考えろよ。
「そこに残ったもう1人は、格別とみてもいいのかな」
『素晴らしい。中学生でそこまでの実力がある。ここまで来たかいがありましたよ』
拍手をしながら踏み出す1人の男。
マントを脱ぎ棄てて表れたのは、銀髪に灼眼と碧眼のオッドアイ。
碧い十字架を首に下げ、嘲笑っていた。