天使のラプソティ~声になる~
私の字をみたとたん、飯島さんは私を抱きしめた。
「未央・・・・・・・っ!」
飯島さんの腕は
強くてあったかくて
すごく落ち着いた。
余計に涙があふれてくる。
「好きだ・・・・未央」
飯島さんは
すごく嬉しそうに私を抱きしめた。
飯島さん
本当にわたしで
わたしでいいんですか?
しゃべれなくて
後ろ向きで
面倒くさい
こんな私でいいんですか?
こんな私の
全部を好きだって言ってくれるんですか?
こんな私を
好きになってくれるんですか?
私は
飯島さんに思い切り抱きついて泣いた。
飯島さんは
優しい手で私の頭をなでてくれた。
好きです。
飯島さんが
好きで好きで
大好きです・・・・・!