天使のラプソティ~声になる~
第7章
後輩
「飯島・・・・飯島先輩!?」
突然後ろから声をかけられた。
どこか懐かしい声。
振り返ると、中学時代の後輩がいた。
「修一!?」
「やっぱ飯島先輩だー!!久し振りっすね!!髪染めてたから一瞬誰かわかんなかったー」
修一の後にも、10人くらい知ってる後輩がいた。
みんな部活の後輩で、部活用のジャージを着てる。
「今日は大会の帰りなんですよー!ちょっと遊んでこようと思って」
「へぇ・・・・・」
「卒業してから会うの初めてっすねー!夏とか俺ら応援に行ったのに先輩出れなかったから残念でしたよ」
「・・・・・そうだったな」
正直言うと
あまり会いたくなかった。