天使のラプソティ~声になる~
「だめだめ。もう奏也には惚れた子がいるもんな」


突然アキラが意味わかんねえことを言い出した。


「は!?」

俺は叫んだ。アキラがにやにや笑ってる。

「えー!まじで?誰?」
リョータが興味津々にノってきた。

「いねーよ!アキラも適当な嘘ついてんじゃねーよ」

「いや、これは惚れてるね。絶対これから惚れる」

アキラはなぜか自信満々に行った。
探偵っぽく口に手を当ててにやりと笑った。


「何の自信だよ・・・・」

「だって今メール送ったの未央ちゃんだろ?」

「何でわかるんだよ!!」


「なに!?未央ちゃん!?誰!?」
リョータがテンション上げてきた。
「この学年?」
普段は落ち着いてる慎哉までが楽しそうだ。


「違ぇーつってんだろ!!」



いつの間にか三人に取り囲まれた俺は

拷問状態・・・・。





こういう話って女子だけが好きなわけじゃない。


みんな気になってることなんだ。


みんな悩んで考えて


必死になってる。




恋愛って、不思議だ。







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