【X'mas】可愛い君へ。
その安心する香りをもっと感じたくて。
目の前の貴方に体を摺り寄せた。
すると、いつものように私の身体がその大きな手で抱き上げられる。
一気に近くなる貴方との距離。
さっきまで凄く遠くに感じていた貴方がすぐ目の前にいるこの状況は、やっぱり、何度経験しても胸の奥がドキドキしちゃうの。
「フィオ〜。待たせたな。」
「みゃ〜。」
…わぁ。
ニッコリととても嬉しそうに笑うその笑顔にトクンと胸の奥が音を鳴らした。
…ん〜。もう、我慢できないっ!
そして、やっぱりいつものように、目の前の鼻の頭にキスをしちゃう私。
もう〜。
いっつも、いっつも、私からなんて。
…ずるい。