【X'mas】可愛い君へ。

貴方が帰って来た時から、ずっと気になってた事。


それは、

…貴方から香る、貴方とは別の香り。



美味しそうな匂いに包まれた微かなソレは、何故か私の胸の奥深くをチクチクと刺激し始めた。


そんな私を、ソファーの上へと優しく降ろす貴方。


すると、その香りが少しだけ離れたような気がした。




…確かめなくちゃっ!




あれこれと始めた貴方を追いかける。



「まってなフィオ〜。もう少しで終わるからな〜。」

「みゃ〜。」



けれど、どうしてだろう。

貴方からしたはずのあの香りが、今は無くなっちゃってる。



…それなら、香りの犯人は?


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