【X'mas】可愛い君へ。



…もう。

勇太さんなんか……しらない!



ヒョイとその存在から身体を離す。

そして、今だ見つめ続ける貴方をよそに、私は近くにあった紙袋を引っ掻き回した。




…なによっ!


何でそんな優しい顔しながら食べるのよっ!


そんなにあの香りが好き?!




どーせ!




どーせ!!




私なんて




貴方を夢中にさせる魅力なんて




これっぽっちも無い




ただの猫だもん…。

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