【X'mas】可愛い君へ。


勇太さんが取り出した物。


それは、真っ赤な帽子と真っ赤なお洋服。
先には私の身体とは正反対な真っ白のフワフワまで着いていて。


手を伸ばし、触れてみる。

すると、フワリとその毛が揺れた。




…綺麗。



心からそう思ったの。


そして、何より。



貴方が私を思って準備してくれた事が

もの凄く…嬉しくて。



「どうだ、フィオ〜!可愛いだろこれ。」

「みゃ〜!」



さっきまでのイライラなんて、すっかり忘れちゃった私がいるの。


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