【X'mas】可愛い君へ。
そんな俺の言葉にまたもや首を傾げるフィオ。
まぁ、そうだよな。
所詮、言葉なんて理解できるはずが無い。
「猫に分かるわけ…
…ちゅ。
「…へ?」
”猫に分かる分けない”
そう口にしようとしたのに。
…その口を、まさかお前に止められるなんてな。
「…フィオ。ありがとう。最高のプレゼントだ。」
頭を撫でる俺の手に、気持ちよさそうに顔を寄せるフィオ。
そんな可愛らしい姿をいつまでも見ていたいと、俺はそう感じたんだ。
「メリークリスマス。フィオ。」
「みゃ~♪」
【~可愛い君へ~おわり】