ゆびきり
「あなたいくつ?」

私はなんとなくきいてみた。

「22だよ。お姉さんは?」

「私も22歳…幼くみえるね、あなた」

「だって、子供だもん」

そうやって言う彼が可愛くおもえた。

詩を書くときは、普通に穏やかな表情で書いていた。

こんな彼がこんな厳しい詩を書くなんて意外だ。

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