ゆびきり
「ああ!!そいやあ名前は?」


そういっていきなり、彼が私のを見てきた。ビックリした私はしりもちをついてしまった。


「いった〜い」


「ブッ…ハハハハ」


彼はそんな私の姿をみて大笑いした。


確かに、笑えるかもしれないが、普通「大丈夫?」とかきいてほしかった。


あまりにも恥ずかしくて、顔を真っ赤にしてうつむき、なるべく彼をみずにこういった。

「普通、大丈夫?とか聞きません?初対面だし」

「ハハ…ごめん、大丈夫?」

彼は笑いをこらえながらいった。

「別にいいですけど…名前は日和です。高島日和」

「おっ、可愛い名前じゃん!お天気日和ってやつ?」

あっ、梨由に言われた言葉と一緒だ。

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