ゆびきり
店の看板には「ポエム」と書かれていた。


私も詠士に続き中へ入った。



中はお洒落な雰囲気だった。アンティーク系なテーブルや椅子、小物もおかれていた。



「いらっしゃっい。あら、新顔ね」


店のママさんだろうか?


私より年上には見えるが、それほど年はかわらなさそうで、ハデな服をきた女がいた。


そのカウンターに座っている男は、まだ幼さを残っている人がいた。


「よぅ、詠士にしては、珍しくまともな女の子じゃん。どうしたの?」


男がいった。


「こいつは日和、今日からこいつもここくるようになるから」


えっ?なにそれ?


詠士が私を紹介してくれるのは嬉しいけど何勝手にきめてんの?


てか、ここどこ?


この人たちは、詠士のなんなの?
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